ひとつよが
2016年1月3日
明けましておめでとうございます。
あらたな一年も
皆さまにとって
さらに健やかで
笑顔の多い年に
なりますように。
お正月はいかがお過ごしでしたか。
私は故郷新潟で新年を向かえてきました。
久しぶりに雪が少なく、青空を垣間見れるお正月でした。
昨日、横浜に戻りました。
帰り道の第三京浜からは、
紅の夕日に映えた美しい富士山が姿を魅せてくれていました。
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【チン・ムドラー cin-mudra 知恵の印】
チン「思う、考える、注意する」、
ムドラー「象徴、印」「カラダを使いある意味を表すこと」などの意。
ヨガの前後や呼吸法、瞑想の際に、安定する座法で座り
両手で【チン・ムドラー】を結び、軽く膝や腿の上に置きます。
結び方は、親指と人差し指で輪を作り、
残りの中指・薬指・小指は自然に伸ばします。
仏さまのお像でもよく拝見しますね。
二本の指(親指と人差し指)を繋ぐことは梵我一如。
大いなるものと自我をひとつにすることを表します。
・親指・・・大いなる宇宙、神、真理、ブラフマン
・人差し指・・・小さな宇宙、自我、アートマン
残りの三本の指は何を表すのでしょう。
・中指・・・プライド・sattwva サットヴァ
・薬指・・・欲望・rajas ラジャス
・小指・・・無知・tamas タマス
チン・ムドラーは大いなる宇宙(親指)と自我(人差し指)を繋げ、
残り三本の指が示す、プライド(中指)・欲望(薬指)・無知(小指)を
遠ざけることを意味しています。
遠ざけながらも、同時に根本では決して離れることもできないのです。
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チン・ムドラー以外にも様々なムドラーがあります。
それぞれの意味を知っていくのも楽しいですね。
お寺で仏像を拝観する際に、どんなムドラーなのか気にかけて見るのも楽しいですよ。
私たちも色々な場面で行っている、
右手と左手を合わせる合掌(写真)は【アンジャリ・ムドラー anjali-mudra】です。
これについてもまたいつかお伝えさせていただきますね。
改めまして本年もどうぞよろしくお願いいたします。