ひとつよが

2016年1月3日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
 

 

 
あらたな一年も
 

 
皆さまにとって
 

 
さらに健やかで
 

 
笑顔の多い年に
 

 
なりますように。
 

 

 
お正月はいかがお過ごしでしたか。
 

 
私は故郷新潟で新年を向かえてきました。
 

 
久しぶりに雪が少なく、青空を垣間見れるお正月でした。
 

 
昨日、横浜に戻りました。
 

 
帰り道の第三京浜からは、
 

 
紅の夕日に映えた美しい富士山が姿を魅せてくれていました。


 

 
******************************************
 

 
【チン・ムドラー cin-mudra 知恵の印】
 

 
チン「思う、考える、注意する」、
 

 
ムドラー「象徴、印」「カラダを使いある意味を表すこと」などの意。
 

 

 
ヨガの前後や呼吸法、瞑想の際に、安定する座法で座り
 

 
両手で【チン・ムドラー】を結び、軽く膝や腿の上に置きます。
 

 
結び方は、親指と人差し指で輪を作り、
 

 
残りの中指・薬指・小指は自然に伸ばします。
 

 
仏さまのお像でもよく拝見しますね。
 

 

 
二本の指(親指と人差し指)を繋ぐことは梵我一如。
 

 
大いなるものと自我をひとつにすることを表します。
 

 
・親指・・・大いなる宇宙、神、真理、ブラフマン
 

 
・人差し指・・・小さな宇宙、自我、アートマン
 

 

 
残りの三本の指は何を表すのでしょう。
 

 
・中指・・・プライド・sattwva サットヴァ
 

 
・薬指・・・欲望・rajas ラジャス
 

 
・小指・・・無知・tamas タマス
 

チン・ムドラーは大いなる宇宙(親指)と自我(人差し指)を繋げ、
 

 
残り三本の指が示す、プライド(中指)・欲望(薬指)・無知(小指)を
 

 
遠ざけることを意味しています。
 

 
遠ざけながらも、同時に根本では決して離れることもできないのです。
 

 

 
******************************************
 

 

 
チン・ムドラー以外にも様々なムドラーがあります。
 

 
それぞれの意味を知っていくのも楽しいですね。
 

 
お寺で仏像を拝観する際に、どんなムドラーなのか気にかけて見るのも楽しいですよ。
 

 
私たちも色々な場面で行っている、
 

 
右手と左手を合わせる合掌(写真)は【アンジャリ・ムドラー anjali-mudra】です。
 

 
これについてもまたいつかお伝えさせていただきますね。
 

 

 
改めまして本年もどうぞよろしくお願いいたします。