ひとつよが

2018年1月31日

シャヴァ・アーサナ 屍のポーズ

YOGAの練習の最後に必ずというほど行われるシャヴァ・アーサナ sava-asana 】

本当に気持ちいいですよね。
 

 
大好きなアーサナのひとつです。

シャヴァ・アーサナが十分に満喫できると、その日のそれまでのプラクティスもより充実していたように感じます。

シャヴァ・アーサナ。
 

 
屍(しかばね)のポーズ。

ムリタ・アーサナと言われることもあり、【死・屍・死体のポーズ】という意味。

死体のように仰向けの状態になり、心身ともに『意識的』にリラックスさせていくアーサナです。
 

 

 
アーサナに入ったら、『死体なので動きません』!(^^)!。

簡単そうに見えて実はとても難しいアーサナなのです。
 

 
B.K.Sアイアンガー氏の著書『ハタヨガの神髄』でも【習得の最も難しいポーズ】と記されています。

方法:


 

 
他のアーサナと同様、丁寧にアーサナ(姿勢)に向けて準備します。

仰向けになったら

足の幅

つま先の向き

腕や手の位置

骨盤や肩甲骨の配置。

背骨の自然なカーブ

後頭部の位置など。

バランスよく、そして出来るだけ自然に。

もちろん個人差があるのでひとそれぞれ違って当たり前です。

特につま先の方向は本当に人によって違います。


 

 
骨格の違いや身体の使い方の癖から大きく外側に開く人もいれば
 

 
やや内側へ傾く方も。

最初に身体の配置がうまく行われていないと、

途中で居心地が悪くなり、もぞもぞと動きたくなったり。

安定した呼吸ができなくなったりしてしまします。

身体が心地よく安定を得られたら、

意識的により深い呼吸を何度か繰り返し、

心の状態も安定させていきます。

ヨーガ・ニードラを取り入れて更に時間をかけてリラックスを深めることもあります。

徐々に思考も落ち着き、気持ち良いくつろぎへと導かれています。

このあたりで、あまりの心地よさに寝入ってしまうこともしばしばなのでは?!
 

 
解ります!


 

 
本当に気持ちがいいんですよね。
 

 
すーーーと意識が遠のいて・・・。

身体が疲れすぎていたり、寝不足が続いている時には瞬間的に寝落ちしてしまう 笑。

そういう時は、無理せず、その短い瞬間の眠りを楽しんで!
 

 
そして、自分自身の心身の疲れにきちんと気づいてあげましょう。

でも^^。


 

 
出来れば、眠りに陥らず。


 

 
完全にリラックスしている状態を少し離れたところから自分自身を観察するように味わいます。

(私がよくやるのは、少し離れたところに一本の木をイメージします。

その木の枝に腰かけて、シャヴァアーサナをしている自分自身を俯瞰するというやり方です。)


 

 
シャヴァ・アーサナで肉体や思考の働きが抑制されたとき。

心地よく深い呼吸が落ち着き、いつしか静寂の中へ導かれます。

安心感。
 

 
充足感。
 

 
解放感。

あるいは自分自身の内側で無限に広がる

光や自由や愛を再確認できるかもしれません。


 
『ハタヨガの神髄』によると。


 

 
このアーサナで完全に寛げた場合に『エネルギーが後頭部からかかとに向かって流れるように感じる。けっしてその逆に流れるものではない。人により、身体全体が伸びるように感じることもある』と書かれています。

シャヴァアーサナを終えた時。

再び呼吸と繋がる時。

指先、つま先が少しづつ動き始める時。

身体を気持ちよく伸ばした時。

本当に生き返ったような。

生まれ変わったような。

不要なものが取り払われて

すっきり再生されたような。


 

 
そんな不思議な感覚も味わえるかもしれません。

仰向けになって最後のお休みのポーズ、というところから(もちろんそれも充分気持ちいいのですが!)
 

 
もう少し深い、瞑想に近いシャヴァ・アーサナを目指してみませんか。


 

 
いつもありがとうございます。
 

 
ナマステ。


 

 

 
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