お久しぶりの南バイエルン便り
去年に引き続き今年も隣町のレオンハルディファールトに行ってきました。
レオンハルトの騎行 Leonhardifahrt
動物の守護聖人レオンハルトを祝い偲ぶお祭りです。
敬虔なカトリック信者の多いバイエルンや
オーストリアで何百年と継承されています。
11月6日の聖レオンハルトの日に先立って
隣町ワーンガウ(Warngau)でひと足先に行われました。
アルプスの麓に広がる壮大な牧草地にある
人口4,000人に満たない小さな町。
午前に教会でミサが行われ騎行が始まったのはお昼前。
近隣の町や村、集落、ビール醸造所
などから40組の馬車と騎馬が参加しています。
風光明媚な景色の中でのんびり草を喰む
放牧牛を背景に教会周辺の道を列を成しての騎行は圧巻です。
美しい馬具や花で飾られた馬たちと馬車に揺られる
お揃いの伝統衣装トラハトで着飾った老若男女
強いバイリッシュ方言のおしゃべり
馬の鈴や嘶き、蹄の音
ブラスバンドの音楽に
鞭鳴らしの音が混じりあいます。
まるで時代ものの映画のワンシーンに
迷い混んでしまったような感覚。
数百年前から伝承されてきた祭事ですが
放牧の風景は当時からそのままかもしれません。
バイエルン(ミュンヘン)のお祭りと言えば
オクトーバーフェストが有名ですが、
人混みが苦手なこともあり
一度行けば十分かなぁと。
どちらかと言えば、
こうした牧歌的な小さなお祭りに魅了されています。
バイエルンの無形文化遺産に登録されている
Bad Tölzでのレオンハルトの騎行では、
80チームの馬車が参加とのこと。
10月末や11月上旬に
テーガンゼー界隈の町でも行われます。
気になる方は【Leonhardifahrt 2023】で
検索してみてくださいね。
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