昨年の秋からお伝えし始めた陰YOGAもおかげさまで一年が経ちました。
私自身にとっても欠かせないツールとなった陰YOGA。
そして陰YOGAを続けてくださる方が少しづつでも増えてきてことが本当に嬉しい。
皆さんがいてくださることで、好きなコト・大切なコトをシェアできること本当に幸せです。
心からありがとうございます。
陰YOGA。
日常のスピードから離れて
自分自身の時間の速度や流れを感じる。
自分の呼吸や肉体、そして意識や思考を傍観します。
無意識のうちに持ち続けている緊張。
気付かぬうちに入っている力み。
いつのまにか癖になっている思考回路や感情。
奥歯の噛みしめ、つま先の緊張。
首の後ろ、喉の奥、舌の付け根。
対象物・者(自身も含め)に対する評価やジャッジ、感情。
至る所に見えない緊張が蔓延っています。
無意識下に、眠っている間ですら。
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私自身、上海に越してきて間もなくの頃。
治療し終えたはずの奥歯付近が痛いなーと思ったら
睡眠中の噛みしめが原因でした。
マウスピースを作ってもらい、装着して寝る様になったら
あっという間に痛みは消えてくれました。
2度目の上海だし、さほど緊張もしてないつもりでしたが
知らず知らずに睡眠中でさえ力が入っていたのです。
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陰YOGAの時間。
普段は自分で気づかないところをひとつひとつ確かめるようにしながら内側へと意識を向けていきます。
呼吸、肉体、思考や感情。
そこにある緊張や硬さ、あるいは不要な思考を見つけて自覚する。
その存在を認めることでようやくそれを解放してあげることができる。
無意識下の緊張やストレス。
しまい込んだ悲しい感情、怒りの感情、嫉妬や恐れ。
あるいは常にまとわりついているような不安など。
身体はそのネガティブなものを隠すために、あるいは自分自身を守るために、
その蓋が開かないように、その扉が開かないように、筋肉を固くしてしまい込んでいます。
解放してあげない限り、時とともにその蓋や扉はどんどん固くきつく閉じられていきます。
閉じ込めたまま、日々、一年、そして数年、さらに10年、20年も、あるいはもっともっと。
閉じ込められた緊張やストレスは時として心身の不調として現れます。
すっかり忘れられてしまった、あるいは蓋をしてしまったところにその原因があるかもしれません。
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陰YOGAのアーサナ中に声をかけていくと、
皆さんがひと息ごとに肩回りが緩んだり首回りや腰回りがゆるんでいくのが見て取れます。
社会の中で、家族の中で、仕事で、学校で、すべての人間関係において。
頑張って、気を張って、気を使って、一生懸命に踏ん張って生きている。
陰YOGAの時間は
その自分自身の頑張りや緊張に気づいてあげて認める。
認めたらすっかり手放して。
身体もココロも解放させる時間にしてほしいと願っています。
生きていくにはもちろん緊張も、 時にはうんと頑張ったり踏ん張ることも必要です。
ただ、不要になった緊張や、しまい込んでしまった不快な感情やネガティブな思考は手放す。
ありがとう。 お疲れ様。
と、優しく声をかける様にして手放す。
解放する。
そうして生まれた空間に新しいエネルギーや気が流れこんでくる。
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私は大丈夫!と思っている人ほど、実は緊張をため込んでいたりします。
自分自身でそれに気づかない、あるいは気付かぬふりをしているから。
まずは緊張に気づいて、認めて、それを解放させること。
貯めていた緊張に気づき、認めて手放すことで
硬直していた肩回りや首回りが楽になったり。
あるいは逆に
肩回りや首回りを緩めることで
しまい込んでいた感情に気づくことが出来たり。
陰YOGAはカラダもココロも緩めてくれる。
そして自分が柔らかくなる。
柔らかくなると周りにも柔らかでいられる。
柔らかだと優しくいられる。
優しくいられると自分も周りも心地よい。
そして感謝の気持ちに満たされる。
ただそれだけですが、それが幸せだなーとつくづく思うのです。
そんなことをこれからも陰YOGAを通じてシェアできればなぁと願ってます。
いつもありがとうございます。
ナマステ。
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