2025年秋
- ひとつよが

- 10月13日
- 読了時間: 1分
更新日:11月1日
独り言

今年は年初めから怒涛のごとく
いろんなことが起きて
それらの出来事を受け入れるだけで
いっぱいいっぱいで
その中でも 急な父の旅立ち
家族とともに
淡々と行うべきことを行い
無事に見送ることが出来たけれど
何か置き忘れていることが
まだそこにある
棘がささったままのような
魚の骨がつかえたままのような
ゆっくり咀嚼して
消化する時間のないまま
気がつけば10月半ば近く
ドイツの長引く曇天に
久しぶりに青空が広がった今日
午前クラスのヨガセラピー効果もあってか
まるで背中に羽が生えたように
身体も気持ちもふわりと軽くなって
陽気に誘われるまま出掛けた
どこもかしこも
柔らかな陽射しを受けて
秋色のグラデーションを織り成している
彩りを纏った落ち葉に
今年の物語を聴くように
一枚一枚拾い始めたら
置き去りにしてきた
気持ちや感情が
ひとつまたひとつと
緩やかに浮かび上がってきた
そっと手のひらで
掬い上げて
包み込んで
その声に耳を傾ける
そんな時間がきっと大切
今日もありがとう
Namaste






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