2025年秋
- ひとつよが

- 10月13日
- 読了時間: 1分
更新日:4 日前
独り言

今年は年初めから怒涛のごとく
いろんなことが起きて
それらの出来事を受け入れるだけで
いっぱいいっぱいで
その中でも 急な父の旅立ち
家族とともに
淡々と行うべきことを行い
無事に見送ることが出来たけれど
何か置き忘れていることが
まだそこにある
棘がささったままのような
魚の骨がつかえたままのような
ゆっくり咀嚼して
消化する時間のないまま
気がつけば10月半ば近く
ドイツの長引く曇天に
久しぶりに青空が広がった今日
午前クラスのヨガセラピー効果もあってか
まるで背中に羽が生えたように
身体も気持ちもふわりと軽くなって
陽気に誘われるまま出掛けた
どこもかしこも
柔らかな陽射しを受けて
秋色のグラデーションを織り成している
彩りを纏った落ち葉に
今年の物語を聴くように
一枚一枚拾い始めたら
置き去りにしてきた
気持ちや感情が
ひとつまたひとつと
緩やかに浮かび上がってきた
そっと手のひらで
掬い上げて
包み込んで
その声に耳を傾ける
そんな時間がきっと大切
今日もありがとう
Namaste






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