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胆・肝経絡 更年期症状とPMSの違い


症状の軽さ重さは人それぞれですが

PMSや更年期症状に悩まされている方は少なくありません。


かく言う私自身は、

若い頃は生理不順や生理痛に悩まされ

40代を過ぎた頃からはPMSが発症し

そして今は更年期まっさかり。


ヨガを日々の習慣にしたことで

生理不順や生理痛は収まり、PMSの症状もだいぶ軽減できました。


そして現在。


日々の体調や心の状態に合わせて

プラーナヤマ(呼吸法)、アーサナ(ポーズ)、ディヤーナ(瞑想)を行うことで

程よく折り合いをつけながら、さまざまな更年期症状に向き合っている感じです。

(現れている更年期症状についてはまた改めて書いていこうと思っています。)



 

春に調えたい【胆・肝】経絡とその働きは

PMSや更年期症状とも深い関わりがあるとされています。





胆・肝の主な4つの働き

◎蔵血作用=血の貯蓄

◎疏泄作用=氣(エネルギー)血の循環

◎解毒作用

◎自律神経の調節


これらの働きに不調や乱れが生じると

更年期症状やPMSの症状も重くしてしまうと考えられます。


春の不安定な気候からも影響を受けやすく

この時期の肝・胆経絡の養生は大切にしたいもの。




そもそも、PMSと更年期症状の違いってなんでしょう?

簡単にまとめてみました。



PMSと更年期症状とその違い

原因 

女性ホルモン「エストロゲン〈卵胞ホルモン〉」と「プロゲステロン〈黄体ホルモン〉」のバランスの変動によるもの


PMS:

月経前の一定期間に卵巣からでるエストロゲンよりも

プロゲステロンが優位になることで起こる症状

更年期症状:

閉経が近づき、卵巣から出るエストロゲンの低下によって起こる症状

更年期症状は、PMSのような一か月単位での周期性はなく症状が継続的にあらわれる


それぞれの症状

身体的症状の一部を除き、同様または類似した症状。


症状を下記3つに分類すると分かりやすいようです。

【自律神経の乱れからくる症状】 【身体的症状】 【精神的症状】


PMS

【自律神経症状】

  • のぼせ

  • 食欲不振・過食

  • めまい

  • 倦怠感 など


【身体的症状】

  • 腹痛

  • 頭痛

  • 腰痛

  • むくみ

  • お腹の張り

  • 乳房の張り など


【精神症状】

  • 情緒不安定

  • イライラ

  • 抑うつ、不安

  • 眠気、睡眠障害

  • 集中力意欲の低下 など

精神状態が強い場合には、月経前不快気分障害(premenstrual dyspholic disorder : PMDD)


更年期症状

【自律神経症状】

  • ほてり、のぼせ

  • ホットフラッシュ、発汗など


【身体症状】

  • めまい

  • 動悸、胸が締め付けられるような感じ

  • 頭痛、肩こり

  • 腰や背中の痛み

  • 関節の痛み

  • 冷え、しびれ

  • 疲れやすさ など


【精神症状】

  • 情緒不安定

  • イライラ

  • 抑うつ、不安

  • 不眠、眠気、睡眠障害

  • 意欲・集中力の低下

  • ブレインフォグ など



PMSや更年期を感じる割合

PMS(生理前症候群)と更年期症状を感じる割合

PMS(生理前症候群)

軽い症状も含めれば6割以上の方が

生理前の心身の状態に不調を感じているとのこと


更年期症状

症状をまったく感じられない人が1割程度

症状があっても軽い人を含めると5割程度の人は生活に支障なく更年期を過ごす

残りの5割、つまり2人にひとりは何らかの症状に悩まされている




覚えておくと便利 婦人科系に効く経穴(つぼ)
合谷・三陰交・太衝(たいしょう)





更年期とPMSについて参考ページ: https://biken-kai.com/renais-tokyo/menopause_woman/


春の経絡【胆・肝】についてはこちら【陰ヨガ 春の経絡 胆・肝もご覧ください。


 

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