top of page

陰ヨガ 秋の経絡 肺・大腸

こんにちは。

暑かった夏が行きつ戻りつ

ゆっくりと過ぎていきます。

先月の20日から8月6日までの【夏の土用】を経て

暦の上では8月7日に立秋を迎えました。

近くの公園の百日紅(さるすべり)の花。

涼しい秋の風に心地よさそうです。

この夏、上海は去年の40度超えまでいかなかったものの

夜になっても30度を下らない熱帯夜の日々でした。

アジアのみならず欧州でも暑さの厳しい夏でしたね。

どうぞ夏疲れなどされていませんように。

暑さ疲れとともに

思いのほか身体に冷えもたまっています。

夏に摂取した冷たい食べ物や飲み物、

またエアコンによる冷え。

溜め込んだ水分や冷えが『水毒』として

鼻水や痰として現れたり

発汗作用の不調から肌のトラブルにもつながることも。

お腹周りの冷えは下痢や便秘を引き起こしたり。

感情面では訳もなくもの悲しくなったり

鬱々してしまったり。

これらの症状は秋の経絡【肺と大腸の経絡】とも深くかかわっています。

ひとつよがの陰ヨガクラスでは

残暑を意識しつつも

秋の経絡へのアプローチを始めています。

 

【陰陽五行論】

五行の季節

五行の関係

秋のエレメンツ(元素):金

金の性質:下降・沈む ・・・自然界でも樹々から葉が落ちる季節です。

金の機能:収穫 ・・・熟した実や果実の収穫の秋。

=不要なものは手放し、必要な滋養を得る

季節:秋

方角:西

気候:乾燥

色:白 ・・・肺の機能の不調がある場合、皮膚や顔色が青白くなる

味覚:辛さ ・・・摂取したい旬の食べ物は大根・レンコン・ネギ・生姜など

体内組織:皮膚 ・・・皮膚呼吸を行い第三の肺とも言われています。

感覚器官:鼻

排出液:鼻水

現れやすい感情:悲しみ・落ち込み・憂い

 

秋に調えたい【五臓六腑と経絡】

臓=肺(陰)・ 腑=大腸(陽)

【肺と大腸の働き】

(あえて西洋医学的な臓器としての位置・機能も含めての確認)

肺は酸素を取り込み、不要な二酸化酸素を排出します。

滋養を取り入れたあと、大腸は老廃物を便としてを排出しています。

身体に必要なものを取り込んだあと

不要なものを排出してくれるという点で

肺も大腸も同じ特性をもって機能しています。

肺の機能:

・外からの空気や水分に対するフィルター的なバリア(粛降)機能

・呼吸や水分代謝を行う循環機能

・免疫機能に大きく影響

・身体の保温保湿を担う

・全身の気血水の循環を司る

・皮膚も肺の一部として捉える

・心(臓)の働きのサポート・・・心肺機能

大腸の機能:

盲腸・結腸・直腸を含む約1.5メートルの長さを持ち

小腸から送られてきた食べ物の残りから水分を吸収し

老廃物・廃棄物を肛門から排出する

【肺・大腸の経絡】の気の乱れによる不調

・咳、痰、呼吸困難、息切れ

・風邪をひきやすくなる

・気道粘膜の乾燥

・呼吸困難による胸のつまり

・皮膚や肌の不調(吹き出物・乾燥・湿疹・痒み)

・発汗異常(多汗・無汗)

・便秘

強く表れる感情

肺の気が乱れると

外から入ってきたものを素直に受け入れられず鬱の気が生じる

大腸の気が乱れると

モノゴトへの執着が生じ、不要なものもうまく手放せない

・悲観的になる

・気鬱・沈鬱しやすくなる

 

風邪ではないのに乾いた咳が出る

痰や鼻水がでる

便秘

なんとなく気持ちがふさぎ込む

なんとなくもの悲しく寂しい

秋に起こりやすく自然なことですが

あまりにもその症状・感情が重く感じる場合は

肺・大腸の経絡に滞りが生じているかもしれません。

陰ヨガのクラスでは

経絡にアプローチできるアーサナ(ポーズ)をとりながら

さらにそこに意識や呼吸を届けるようお伝えしています。

ご自宅でも

上の図を見ながら経絡が通るラインを流れに沿って優しくなでたり

腕や肩・首回りのストレッチするだけでも

停滞している気が流れて落ち着くかもしれません。

 

クラスに関してはこちらから。

日々InstagramもUPしています。

いつもありがとうございます。 ナマステ!

bottom of page