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私の更年期とヨガ その1

閉経を挟んで前後5年トータル10年と定義されている更年期。


更年期症状については個人差も大きく

酷い症状に苦しむ方から、ほとんど症状が見られない人も。



つい最近までは 更年期そのものが

どこかタブー視されていたところもありましたが

ここ数年で随分と緩和され

本やネット、テレビなど各メディアでも取り上げられるようになりました。


単なる不調なのか更年期症状なのか?

私自身、いつからが更年期の始まりだったのか?



36歳での結婚&ドイツへの移住

その後の 国をまたいでの度重なる引っ越し


その頃に抱えていた心身の不調は


生活習慣によるものなのか


急な変化へのストレス反応だったのか


もしかしたら更年期症状の前触れだったのか?


ヨガを始める前 30代半ば頃の不調

・片頭痛

・脚むずむず症候群(子供のころから)

・不眠

・冷え性

・膝痛

・腰痛

・坐骨神経痛

・肩こり

・生理不順

・毎年2月から3月は急性気管支炎

・便秘

・プチ鬱

・メニエール症状


などなどひどいものでした。


言葉も分からないまま始まったドイツでの新婚生活。

生活環境や食習慣の変化と転職。


とにかくいろいろなことが重なって

肉体的にも精神的にもきつかった時代です。


ヨガとの出会いはこの頃です。

運動不足解消のため地元の市民大学でヨガクラスに参加。



20年前の当時、先生の言っているヨガドイツ語はほぼ理解できず。

右か左かをかろうじてわかる程度。


戦士のポーズをSamurai(侍)のポーズだよと教えてくれる

60代後半の優しいおじいちゃん先生でした。


最後のシャバアーサナが心地よかったことは今もよく覚えています。


ヨガによる不調の改善

その後、上海、横浜と移動が続いてもヨガを続けます。


横浜時代。40代前半。

今も敬愛するToshi師匠との出会いでヨガの面白さ奥深さに気が付き

毎日2~3時間またはそれ以上のプラクティスを続ける

本格的なヨガライフが始まります。


この頃、それまでの生理不順が規則正しい28日周期になり

気がつけば慢性的だった不調はほぼ解消。


体力的にも気力的にも非常に健康的な状態になっていました。


あまりの心身の変化(改善)に感動し

より深くヨガを知りたくなりティーチャートレーニングを受講。


(2021年に旅立ってしまった中島正明師匠のTT受講時の写真 2014年)


更にはヨガを必要な方に伝えたいと

46歳の時 横浜で【ひとつよが】をスタートさせます。



明らかな更年期症状が現れる

2016年 再び上海で4年を過ごし

2020年ドイツに戻ります。


年齢は52歳を迎えていました。


この頃からドライアイの症状が出始めます。


調度オンラインクラスを始めた頃なので

最初は画面の見過ぎかな?


というくらいに思っていました。


あるいは、湿度の高いアジアに比べ

乾燥している欧州の気候によるものなのかな?と。


そのうち

就寝時に寝汗で目が覚め、不眠が続く

毎晩のホットフラッシュに見舞われます。


少量の飲酒で動悸や胸痛、左肩や左首の痛み お風呂上りも激しく動悸

ほんの緩やかな坂や階段でも胸が苦しくなるなど

微小血管狭心症と思われる症状が出てきました。


肉体的な症状に加え


イライラ、不安感、焦燥感

ネガティブスパイラルなどの

精神面での変化


それまで規則的だった生理周期も

不規則になり

多量出血だったり

ひと月以上だらだら続いたり。


明らかな更年期症状が現れました。


私に現れた更年期症状

【感情・精神・生活面】

・イライラ

・倦怠感

・焦燥感

・鬱

・悶々

・ブレインフォグ

・やる気がでない

・騒音や人混みが前より辛く感じる

・集中力低下

・考えがまとまらない

・これまで出来ていたことが出来なくなる


【肉体的】

・生理不順

・火照り

・ホットフラッシュ

・寝汗

・鼻血

・ドライアイ

・胸痛(微小血管狭心症の症状)

・息切れ・動悸

・肩・首の凝り

・体重増加




更年期ヨガとの出会い

さて、どうしたものか?

こういう時、すぐに薬を飲む、医者に行く、という選択は既になく。


やはりここでもヨガ・瞑想・呼吸法がきっと頼りになると信じていました。


ヨガを続けて良かったと思えることのは


・こうした状況を客観的に捉えられるようになったこと

・症状に飲み込まれないよう、自らの思考や感情を 意識的にコントロールしようと試みれること

・自分自身を人体実験&観察の対象として 興味深く向き合うこと


こんな風に冷静に症状を受け入れることができました。



そして、このタイミングで

『更年期ヨガ』のティーチャートレーニング(TT)をオンラインで

受講・修了できる機会に恵まれます。



これもまた必要な巡りあわせを与えてもらえたなと感謝。



更年期のホルモン変化など医学的側面からの知識を学んだ上で

ホリスティックな対処方法をヨガを土台に 体系的に組み立てられた更年期ヨガ。


ハタヨガ、呼吸法、陰ヨガ、中医学、リストラティブヨガ

アーユルヴェーダ、ムドラ、瞑想、マインドフルネス


私自身がこれまで学び続けてきたヨガの内容とぴたりと重なっていました。


更に認知行動療法や記録法やウイメンズサークルの有効性も実感。


同世代の女性と更年期の似たような症状や悩みを共有できたことも

精神的に大いに支えとなりました。


半年に及ぶトレーニングと同時に

学んだ処方を自分自身で体験して検証する、の繰り返し。


これを機に、今までのヨガの練習方法を変え、

生活習慣や食習慣も見直し始めます。



驚いたことに、実践して1週間もしないうちに

就寝中の寝汗が収まるという、なんとも嬉しい改善。

ぐっすり眠れる幸せが本当にありがたかった。




その年齢に適したヨガの練習方法、生活習慣、食習慣。


身体の声をじっくり聴きながら、見極めることの大切さに

改めて気が付くことができました。



長くなってしまったので

実践した対処方法、食習慣・生活習慣の見直しなどはまた次回。




 

最後までお読みいただきありがとうございます。


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