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ひとつよが

ジュニャーナムドラ・チンムドラ Jnana Mudra・Chin Mudra


呼び方は? ジュニャーナムドラ? チンムドラ?

ヨガを始める前や終わりに結ぶ馴染みのあるムドラ。


ヨガをされている方なら一度は結んだことがあるのではないでしょうか。


世界共通(?)の “OK!” のジェスチャーやアイコンとも同じなので

どこか親しみやすさもあります。


ムドラを結んだ後の手のひらの向き(上向きか下向きか)によって

チンムドラ か ジュニャーナムドラか 

諸説あるようです。


日本語で調べると

・手のひら上向き ⇒ チンムドラ

・手のひら下向き ⇒ ジュニャーナムドラ

が多いようです。


私がこれまでに習ってきたインド人の先生や

手元にある本【ムドラ全書】によると

・手のひら上向き ⇒ ジュニャーナムドラ

・手のひら下向き ⇒ チンムドラ


ネットでのアルファベット(英語・ドイツ語)検索でも

こちらの結果が多く表示されました。


ひとつよがのクラスでは

上向きをジュニャーナムドラ、下向きをチンムドラとお伝えしています。



 

各指が表す意味

双方のムドラにおいて共通しているのは


・親指 ⇒ 宇宙意識(ブラフマン)・大いなる宇宙

・人差し指 ⇒ 真我(アートマン)・自分自身


この2本の指を繋ぐことで梵我一如の境地を表しています。


残りの3本の指に関してはふたつの説が知られています。


1)トリグナ(自然界を構成する3つの質)を表す説

中指:純粋性(サットヴァ・グナ)

薬指:動性(ラジャス・グナ)

小指:惰性(タマス・グナ)


2)手放すべき3つを示す説

中指:エゴ・我執

薬指:妄想・迷妄

小指:カルマ・業



 

Jnana Mudra ジュニャーナムドラ


ジュニャナの意味:【知恵・知識】

清澄(せいちょう)に観る目、観察力・直観智や覚醒への導き


期待できる効果

・観察力を育み覚醒を促す

・集中力を高める

・真我への気付き

・肺活量を増やす

・緊張と弛緩のバランスを調える

・左右の鼻孔のバランスと浄化

・右脳と左脳のバランス

・思考と思考の間にスペースを作り落ち着きを高める

・知恵を司る第6チャクラを開く


結び方

1.人差し指と親指の先端を合わせ円を作る

2.中指、薬指、小指を自然に伸ばす

3.両手の甲を腿・膝の上におく

4.肩の力を抜き背筋を自然に伸ばす


補足

ギャンムドラ、ニャーナムドラなどの呼び方もあります。


・サンスクリット語 jñāna ジュニャーナ

・パリ語 ñāna ニャーナ

・ヒンディ語 gyān ギャン


の違いによるものです。


 

Chin Mudra チンムドラ


チンの意味:【意識】

万物に宿る神の存在を意識し感謝と敬意の気持ちを表す


期待できる効果

・万物に宿る神の摂理を認識する

・内なる静慮を高める

・万物への敬意により謙虚になる

・深い感謝に包まれる

・上半身の前面に深い呼吸が拡張する

・呼吸が深く長くなり神経系を静める

・落ち着きと軸の安定

・集中力を高める

・思考と思考の間にスペースを作り落ち着きを高める

・第1~6までのチャクラを開き均衡を調える


結び方

1.人差し指と親指の先端を合わせ円を作る

2.中指、薬指、小指を自然に伸ばす

3.手のひらを下に向け、腿・膝の上におく

4.肩の力を抜き背筋を自然に伸ばす


 

手のひらを上に向けるか、下に向けるか

私はその時の自分自身の内側に耳を傾けて選ぶようにしています。


どちらが

身体的にしっくりくるか

気持ちが落ち着くか

呼吸がより心地よく通るか


時には何も考えず自然と腕や手が導くほう


考えるより 感じ 観じ てみること



親指と人差し指が触れ合っている感覚や

残りの3本の指が空間に放たれている感覚


手のひらに感じる呼気と吸気

ムドラから背中や胸の前に届く呼吸


どんな風に感じても自由




瞑想の時だけでなく


気持ちを落ち着かせたいとき

集中力を高めたいとき など  


気軽にこの親しみ深いムドラを結んでみてくださいね。



ひとつよがオンラインクラスでも折に触れてムドラをお伝えしております。


 

最後までお読みいただきありがとうございます。


毎週火曜・水曜・金曜 オンラインクラス開催しております。

詳しくはこちらから










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